頭痛
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★頭蓋内において痛みを感じるのは、硬膜と血管。
頭痛の診断において大切なことは、二次性頭痛の原因となる疾患を鑑別することである。頭痛の性状、部位、発症のしかた、持続時間、頻度、出現する時間、随伴症状などについて詳細な病歴を聴取するとともに、頭部画像検査を施行し鑑別診断を進める。
―――――朝倉内科学
◇二次性頭痛:脳卒中、髄膜炎、脳腫瘍などの器質的異常に伴うもの。多くは致死的。
◇一次性頭痛・・・症状や疫学の特徴と、治療薬がポイント!
(1)筋緊張性頭痛:ポイントは両側性、締めつけられるような痛み、運動で軽快。
薬物治療として鎮痛薬(NSAIDs、アセトアミノフェン)、筋弛緩薬、抗不安薬(ジアゼパム)などが用いられる。
(2)片頭痛:ポイントは片側性で拍動性、若年女性、セロトニン仮説(↑で閃輝暗点、その後↓で血管拡張)。
治療薬は発作時にトリプタン(内服or皮下注)・NSAIDs(内服)、予防にβ-blockerやCa-blocker(内服)
(3)群発頭痛:ポイントは片側性で眼窩の激痛、自律神経症状(流涙・充血・縮瞳、鼻閉や鼻汁、発汗など)、若年男性、毎日発症する期間と寛解期がある。
治療は発作時に酸素・エルゴタミン・トリプタン(内服or皮下注)・NSAIDs(内服)、予防にβ-blocker・Ca-blocker・三環系抗うつ薬・バルプロ酸(内服)
あわせて確認しておきたい事項(随時追加)
・医療面接で、痛みが主訴のとき、細かく質問するのはどんなこと?
・NSAIDsの薬理作用、副作用とその治療は?
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