パニック症(パニック障害)を知ろう!

こんばんは、Chocoですฅ(ミ・ﻌ・ミ)ฅ

今日は風が強かったですね!花粉も飛び去ってくれたらいいんですけど・・・(笑)


前回投稿した、起立性調節障害の記事が好評いただき、驚きと喜びでいっぱいです!

これからも「参考になった」と思っていただけるような記事を書けるように精進してまいりたいと思いますฅ^>ω<^ฅ


さて、今回のテーマは「パニック症」です。

パニック障害という名前の方が浸透しているかもしれませんね、現在はパニック症という名前になってます。

プロフィールにも書いてますが、Chocoもパニック症です。まずは、Chocoがパニック症と診断されるまでのエピソードを書こうと思います。


Chocoが小学生のころから、マラソンをすると喉が痛み、ゼェゼェ、ヒューヒュー。さらには、ふつうに歩いているだけでも突然マラソンの直後のような苦しみと疲労感が。幼いながら「どうしたのかな?若年寄なのかな?」と思っていました。

時は経ち、中学生になり、電車で通学するようになった頃。突然胸が苦しくなり、呼吸が浅くなりました。動悸もすごい。徒競争の直後のようなハートビート。これはおかしいと思い、親に相談して心療内科に行ったところ、パニック症と診断されました。


パニック症とは、繰り返される予期しないパニック発作が頻発して生活に支障が出た状態のことを言います。パニック発作とは突然、激しい恐怖または強烈な不快感の高まりが数分以内でピークに達し、その時間内に以下のような症状が起こることです。

循環器系: 動悸、心拍数の増加

呼吸器系: 息苦しさ、窒息感

精神科系: 死んでしまうのではないかという恐怖

その他、発汗や震え、異常感覚や胸腹部の不快感といった自律神経症状(交感神経症状)


では、なぜそんなことが起こるのか?はっきりと確定してはいませんが、現在考えられているのは、「脳の誤作動」です。

人間の脳には、(主に生命の)危機を察知したとき、「闘うか逃げるか」する体のコンディションをつくるために「危ないぞ!構えろ!」とアラームをならす仕組みが備わっています。動物が獲物を捕まえるために「闘う」ときや、捕食者から「逃げる」ときには、体がすぐに反応して動くようになっていないといけませんよね。(それが交感神経優位の状態なのですが、ここで書くと長くなるので割愛します;)

それが、何らかの原因で危険でもないのにアラームが鳴ってしまった状態が、パニック症なのです。


もちろん、一番びっくりしてるのは本人ですから、一度あのような経験をしてしまうと「また発作が起きるのでは・・・?」という不安が付きまとうようになります。これを予期不安と呼びます。

また、助けが求められないことへの不安から、2次的に特定の場所がこわくなる「広場恐怖」がおこることがあります。パニック症を告白した芸能人が、「長く閉じ込められる急行電車に乗れない」「すぐに逃げられないエレベーターの中に乗れない」など言っているのを聞いたことがあるかもしれません。これがまた厄介なんですよ_:(´ཀ`」 ∠):

医学的に、広場恐怖を併発した患者さんの約50%がうつ病も発症すると言われています。実際、Chocoもうつ病になりました。。「外に出るの怖い、学校行けない、どうしよう、今日も行けなかった・・・落ち込む・・・」という感じかな。



さあ、長くなりましたがここからが大事なトコロ!

パニック症と診断されたら、まず「自分は病気なんだ」という意識を持ちましょう!

患者さんがつらいのは、発作の苦しみだけではありません。特定の場所に行けない、突然具合が悪くなることは周りの人になかなか理解されるものではないのです。検査で明らかな異常が指摘されないため、客観的に「私は病気です」と示すデータがない。それが原因で誤解されてしまい、「自分は人に迷惑をかけている」「本当は心が弱いから・・・?」など、間違った認識にとらわれてしまうのです。これこそが、パニック症患者さんの最大の苦しみと言えるでしょう。

だからこそ、診断をしっかり受け、自分は病気なのだから周りにも理解してもらうことが大事な治療のひとつ!

Chocoはヘルプマークをつけて電車やバスに乗った時期がありましたよ。

このヘルプマークは、目に見えない障害をかかえていますよっていう意思表示をするものです。駅でもらえます。つけてるのとつけてないのでは意外と心持ちが違いますよ。これが理由になりますからね、優先席に座る勇気も出るかと思いますd(*´∇`*)


あとは、家族や気の許せる友人にはきちんと話しておくことをお勧めします。自分の病気を少しでも理解し、サポートしてくれる人がいると、治療にとても有利です!うつ病でも同じ。全ての人が等しく理解してくれるわけではない中で「この人がいるから大丈夫!」と思えることは、心の安定剤になります。身近にパニック症の患者さんがいる方は、ぜひそんな貴重な1人になってあげてくださいね♪


パニック症の薬物治療の基本は、抗うつ薬や抗不安薬です。お薬についても今後書きたいと思いますので、待っていてくださいね。(リクエストがあると、早いかも知れません!?)

また、安定してきたら、認知行動療法という治療法も始めていきます。この場所は怖くないよ、と脳に植えつける作業です。



パニック症は若い人に多い病気ですが、それは若さも影響していると考えられているそうです。脳の活動が活発なため、誤作動も起こりやすいということみたい。だからChocoの先生は「歳を重ねれば落ち着いてくるよ」とおっしゃっています。

ストレス管理をしながら(身体的・精神的ストレスは発作を起こしやすくします。生活習慣をよくし、タバコやお酒はやめましょう!)気長に付き合っていくのが、パニック症の治療なのかもしれませんね。

Fleurs et rêve

紆余曲折 前途多難なChocoの備忘録

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